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一年経ち思うこと

えすみ
2018.6.1

えすみです。

 

当社にとって、本日6月1日は創業日とともに特別な日で、創業者である柳楽由紀が他界した日です。

 あれから、1年が経ちました。1年前の今日、私は悲しみに暮れ途方もない気持ちになっていたことを思い出します。自分の思い描いていた道とはまるで違う道になり、歩き出したものの、一体どういうことだろうかと考える日々でした。

 うまくいかなければ、自分がしたくて始めたんじゃないという言い訳をつくっておきたくて、不本意だと思うこともありましたが、それでは自分の人生ではないし、結局は自分で決めたこと、これが運命だったのだと受け止め、1年経ってようやく自分で歩き出せるようになったと思います。

 これも、今までと変わらずお付き合い頂いた皆様のお陰です。

 

私は人のサポートをすることが好きで、人を横で支えることが一番合っている役割だと思って仕事をしてきました。だからこそ、全力で柳楽の役に立とうと必死だったし、それが最大限の私の力量だと思っていました。しかし、支える相手がいなくなり、今度は支えてもらう側になって、先頭に立たなければいけなくて不安も大きかったです。

 しかし不思議なもので、人は必死になればどんなことも向かっていく気持ちになれるものだと思います。

よく柳楽とこんな会話をしていたことを思い出しました。私が、なんでそんなに元気なんですか?とか、そのやる気はどこからでるんですか?とたびたび尋ねていたんです。そうすると「人間必死になればなんでもできるわね」と、毎回この答えが返ってきます。聞いているときは、必死かぁ…と思っていたんですが、まさにその通りだなと今しみじみ思います。振り返ると、尋ねていた時は、まだまだ私は必死さが足りなかったですし、それも分かっていてそのように答えてくれていたのかもしれません。

それに、必死になると周りの人が助けてくれることに気が付きました。私が必死の柳楽を支えようとしたように、私にも支えてくださる人がたくさんいて、改めて一人で必死になろうとしていたことが恥ずかしく思います。

 

 柳楽と話した会話量は20年の間のものすごい時間数です。今でもいろいろなことを鮮明に覚えています。だから、こんな状況の時だったら柳楽さんならどうするかなと考えて、なんとなくこんな風に言われそうとか思いながらやってきました。

しかし、最近そろそろ江角さんが思うようにやってごらんって言われるような気がしています。これは、自分自身がやってみたいこと、進んでいきたい道が少しずつ浮かんできたからなのかもしれません。きっと一人で必死になってたら思えなかったと思いますが、支えてくれる仲間やお客様、家族がいるからこそ「何がしたいのか」にようやく向き合えたように思います。当然、経営理念が変わるわけではありませんが、私らしさを磨き、柳楽から教わったことと、私らしさを合わせ、島根でいきいき働く人を増やしたい。もっともっと地域の役に立てる会社を目指して行きたいと思っています。

 

 まだまだ至らぬことも多く、日々精進していきますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。