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あいサポートメッセンジャー養成研修に参加して!

かわかみ
2019.8.28

こんにちは。
かわかみです。

当社は、障がい者向けの職業訓練を実施しています。
なので、障がい者の方と関わる機会は多く
いろんな特性を理解していくことが必要です。

そこで、より理解を深めるためにも
改めて、「あいサポートメッセンジャー養成研修」を受講してきました。

出雲市内でも、「あいサポート運動」に
協賛する企業は増えてきましたが
あいサポート運動のことをご存知でしょうか?

平成21年に鳥取県から始まった運動で
障害についての特性を理解し、
地域全体で支え合い
障害がある人もない人も共に生きる
【共存社会】をつくることを目指す活動です。

研修では実際にアイマスクを着用し、
一時的ではありますが
真っな視界の中で歩きました。
視覚障害のことを当事者の方から聞いて
自分なりに目の見えない世界や、
大変さを想像していましたが
いざ体験すると想像をはるかに超えた
大変さが待っていました。

信頼できるサポーターの補助がないと
右も左も、段差さえも分かりません。
目の前に何があるかわからない世界で
一歩踏み出すのがこんなに勇気がいることだとは
全く今まで考え付かなかったのです。
というか考えようともしていませんでした。

想像だけで終わらせてしまうのと、
実際に体験、経験することで
理解できることが多くなるのだと感じました。

また、受講し初めて知ったのが
国連の障害者権利条約のキーワードで
「私たち抜きに私たちのことを決めないで」です。

これを聞いた時に私は思わずハッとしました。
障害当事者の方に限らず、
自分の家族や職場のスタッフに対して
私自身は誰かの選択肢を
勝手に減らしてしまっていないだろうか…と。

相手が本当に望んでいることは何か。
障害当事者の方に限らず、
人の気持ち、不便さ等を察することは難しい。
また本人の本当の気持ちは本人にしかわからない。
ですので、尋ねる勇気を持とうと決めました。

「何かお手伝い出来ますか?」

「どうしたらいいですか?」
簡単なように見えて実はすごく勇気がいることですが
自分から声をかける大切さを改めて知ったので
周囲の方への声掛け、気配り、忘れずにいたい。
と、思える研修でした。


この研修で学んだことを
今後の職業訓練に活かし
よりよいサービス提供ができるように
関わっていきたいと改めて感じました。