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社員のモチベーションアップさせる1on1ミーティングとは!?

えすみ
2019.5.24

こんにちは、えすみです。

先日あるニュース番組で
大手企業が1on1ミーティングを導入している
ドキュメンタリーをみました。

1on1ミーティングとは
上司と部下が1対1で定期的に行うミーティングのこと。

シリコンバレーでは人材育成の文化として
既に根付いている方法のようで
それが今世界中から注目されているんだそうです。
その先駆けとして、都心の大手企業が導入し始めたというニュースでした。

1on1ミーティングの定期的とは
どれくらいのスパンで行うかの定義は特になさそうでしたが
導入していた日本の大手企業では
2週間に1回の間隔で各部署の上司が面談を行っていました。

面談を行った部下の社員のコメントでは
定期的に将来のキャリアプランについても相談できて
いい時間になっていると話していて
効果的な事例だなと感じました。

もしかしたら、1on1ミーティングという名前ではないけど
個人面談なら自社だってしてるよ
という企業もいらっしゃるかもしれません。
それが、何が新しいの?と。

人数の少ない中小企業では導入しやすく
私も、定期的に経営者と個人面談をしている中小企業を知っていますが
ニュースとしては、社員規模の大きい大手企業が始めたことが
キャッチだったのかも知れません。

私は、このニュースを見て
今後、若手スタッフの定着を考えると
この1on1ミーティングはとても重要で
さらにもっと大切なことは
上司になる人の高い傾聴力が必要になると思いました。

 

個人面談と言う機会は
部下にとってもいい機会ととらえる方が多いです。
しかし、単に面談すればよいものではなく
部下の話を聞けばいいというわけではないのです。

私はキャリアカウンセラーとして
学生や、求職者、在職者の方と約1時間くらいの面談を
1000人以上させて頂いていますが
みなさん自分の考えや想いがあり
きき方によって、自らどうなっていけばいいのかを
見つけることができています。

以前、カウンセリングした際に
「てっきり、いろんなアドバイスをあれこれされるのかと思っていました」
と言われたことがありました。

いくらアドバイスしたところで
ご自身が必要だと思っていないことについては
実行に移さないことがほとんどなんですよね。

だからこそ、カウンセリングでは
自分がどうなりたいのかをじっくり「きく」ことをまず徹底的にします。
そうすると、自ずと何をすべきかが見えてきて
勝手にすっきりしていかれることが多いのです。

組織の中では会社のルールがあり
そのルールに従うことが前提であるため
ある程度のアドバイスは必要になってくるとは思います。

しかし、たいてい多くの人は
すぐにアドバイスをしたがる傾向が強いのです。
上司のアドバイスですから
その場では、部下は熱心にきいているものの
少し時間をおいて、冷静に考え
心底自分に合っていると思えなければ
結局は行動に移さないことになってしまいます。

そうなると、上司はせっかく面談したのに
部下は変わらないし、面談なんて意味がない
となってしまうかもしれません。

だからこそ、面談を効果的に行うには
聴く側のスキルはとても重要ではないかと思います。

当社では、企業向けの研修として
メンター研修を行っています。
上司が部下に対して、メンターとして関わり
部下を指導ではなく、支援していく育成方法を学ぶ研修ですが
まさに、この研修の中でお伝えするのが傾聴力。

相手の話を聴き、否定も肯定もしない
中立なフィードバックをし
本人の自問自答を促す「きき」方が
これからの若手育成には大切な要素だと思っています。

実はこの傾聴スキル、別に部下はいないという方でも
ぜひ身に付けて頂きたいスキルです。
これが身に付くと、人間関係がうんとよくなるんです。

職場だけではなく
家庭内や、子育てのコミュニティ、友人関係と
あらゆる対人関係がスムーズになりやすくなります。
ということは、ストレスがすごく減る可能性って大きいですよね。

なので、この傾聴スキルってすごいスキルです。
なんだか、私はそのニュースを見ながら
ますますメンター研修って必要ではないかと感じています。
さらに、内容も深いコミュニケーション力が学べるように
バージョンアップした方がいいなとも思ったのでした。

今は企業向けの研修がほとんどですが
個人でもすごく必要なスキルなので
開催したら、来てくれるのかな…^^;

ご依頼やお問合せお待ちしております。