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個性を持った みんな大事な こどもたち Vol.2

なぎら
2012.12.27

なぎらです。

7年前から「子育て支援情報誌」で連載していました、
私の子育て体験記(学習障害LDの息子と歩む日々)をこちらで転載します。

今回は、Vol.2「気づき」です。

過去の記事
Vol.1「始まり」 http://www.shimane-zinzai.jp/blog/2012/12/10/1104.html

この体験がきっかけで、私はカウンセラーという職業に興味を持ち、
その後、「キャリアカウンセラー」としての資格を取得しました。
現在は、様々な方々に対してカウンセリングを行っています。
人生何がきっかけになるかわからない・・・そんな体験です。

============以下、転載============

カウンセラーさんからの
「息子さんは、何らかの学習障害かもしれません」という言葉で、
息子本来のPersonalityに全く気づいていなかった私は、
息子と共に検査を受ける準備を始めました。
今から7年前の中学1年生の6月のことです・・・

最初に児童相談所で検査を受けることになりました。
検査は電話で予約をとり、息子とともに出向きました。
まず私一人だけで1時間カウンセリングを受け、
その後息子は別室で1時間30分の知能検査を受けました。

中学生の息子にとって、
児童相談所へ行き検査を受けることは抵抗があるのではないかと懸念しましたが、
予想外に息子は私と一緒に喜んで行き、検査も楽しく受けることができました。

ただ、検査が終わって帰りの車中で
「お母さん、今日はなんであんな検査を受けたの?僕はどこかおかしいの?」と聞いてきました。
私は、「ううん、違うよ。今日はあなたの良いところを探しに来たんだよ」と言いました。
息子は、ふ~ん・・・と静かに頷きました。

息子の検査結果は、予想通り「学習障害LD」の傾向があることがわかりました。
学習障害とは、ある一定の能力のみが他の能力に比べて弱いということで、
このことによって息子の「強みと弱み」がはっきりと判断できるようになりました。

私はこの検査結果を知り、
今まで息子は「勉強が苦手」と決め付けていましたが、
そうではなく、「物事を習得する力(インプット)は非常に高く、
ただそれを色々な場面で発揮する力(アウトプット)が極端に弱い」
という息子の個性「Personality」を知ることができ、
ただ漠然と悩んでいたときより、ずっと心が軽くなりました。

中学生の子供を持つ親にとって、
子供の成績が芳しくないのはとても苦しいことです。
できれば、それなりの成績か、良い点を目指して頑張ってほしいものです。

私も、この結果を知るまでは
「もっと勉強しなさい」
「やればできる」
「やる気の問題だ!」など、
今思えば息子にひどい言葉でプレッシャーをかけていたと、身体が震える思いです。

 一番身近な親である私が、わが子の個性に気づかず、心を傷つける言葉を毎日発していては、いつか心が壊れてしまうところでした。

この児童相談所の結果をもとに、
・担任の先生
・コーディネーター
・管理職の先生
・児童相談所の職員
・カウンセラー
そして私の6人で報告会を開いてもらい、今後の対策を立てていくことになりました。

そしてこれからが、
私にとって大きな気づきをもたらす出来事の始まりとなったのです。