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私たちはこだまの中で生きている

なぎら
2012.12.21

なぎらです。

今年も残り僅か・・・色々あった一年でした。
昨年会社を設立し、6月には社屋を移転、社員も増やしこれからというとき、
思いがけず私に”病”が訪れました。

幸い発見が早かったので大事に至らず、2ヶ月の休養で無事復帰。
関係各位には大変なご迷惑をお掛けしました。
そして、私を信じて待ってくれた社員には、感謝の言葉では言い尽くせない・・・
そんな一年でした。

この”病”をきっかけに「死」について真剣に向き合いました。
私が生きている意味は?
もし、命が続くならば私は何ができるだろうか・・・
動けない体で、ただひたすら今後の人生を考えていました。
 そして「私の言葉で人を幸せにしたい!」という強い想いが湧き上りました。

復帰最初の講演では、
体力がすっかり落ちていたので立っているのがやっとでしたが、
またこうやって人々の前に立って話ができる幸せに目が潤み、
一言一言を噛み締め、幸せを感じながら話をさせて頂きました。
すると、以前よりも温かい反応が多く返ってきました。

目の前の出来事は、全て「こだま」であるとそのとき気づきました。
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金子みすゞの詩

「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと「もう遊ばない」っていう。

そして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
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まさに、人の心は「こだま」だと思います。
奢り、高ぶり、疑心、慢心・・・いやな心の状態は人にこだまします。
できる限り私は「和顔愛語」を心に刻み、皆さんの前でお話します。
謙虚な姿勢で、笑顔と優しい言葉を紡ぎ出す・・・

私を信じて付いて来てくれる、社員にも「和顔愛語」で・・・
これが私にできる、唯一の施しですから('∀`)