スタッフのえすみです。

すっかり寒くなって今年も残すところわずかとなってきましたね。
毎年、1年早いわ～と思うのですが
思い残すことがないよう、日々全力で！と思って過ごしています。

さて、少し前になりますが乙武洋匡さんの講演を聴きに行ってきました。
14年前、ベストセラーになった五体不満足を読んだ時からものすごくファンなのです。

講演では、乙武さんの暮らしの様子や２児のパパ振りをユーモアを交えて聴き、
笑いが絶えなくてすっかり乙武さんワールドに引き込まれてしまいました。

たくさんいいお話を聴かせてもらったのですが
その中で、「出来ないことは開き直って、できることをすればいい。
自分にしかできない、自分だからこそできることをすればいい」
その言葉が、とても心に残りました。

でも、私にとっての「私だからこそできること」ってなんだろう。

そう言えば、今年の２月頃、就職の内定した高校生向け研修にて
社会人の少し先輩として体験談を十分程度ですが話をしたことがありました。

私は高校を卒業して最初に就職した先では1年勤めて辞めてしまいました。
仕事の辛さにしか目にいかず、とにかく辛くて自分には向いてないと決めつけて
逃げるように辞めてしまったのです。

その仕事は子ども対象に指導する講師の仕事でした。

人に対して指導する仕事は向いていないと決めつけてから
十数年後・・・
また講師の仕事をしないかと誘われたのです。

私の中ではほぼトラウマのように逃げていた職種なのに
また縁あって私に巡ってきたのは、ひょっとして何か意味があるのかも
そんな風に思えたのでした。

そうして、当時のことを思い返し
辛いからと目をつむって逃げていたところに
実はたくさんのチャンスが転がっていたのかもしれないと気が付いたのです。
チャンスなんて誰も「これだよ」なんて教えてくれるものではないですよね。

1度は逃げ出した講師と言う仕事に、またチャレンジしてみようと思いました。

ちょっと遠回りした私だからこそ言えることかもしれませんが
縁あってめぐり合った仕事。
辛いことや自分に向いてないと思う事があったとしても
少し歯を食いしばって乗り越えてみると
また違った先が見えることもあるかもしれません。

そんな話をさせてもらいました。
私だからこそできること。
自分自身の失敗談も役に立てることもあるんだなと
その時思えたのでした。