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あえて不便にしてもいいことがある!

わたなべ
2022.5.30

こんにちは。
スタッフのわたなべです。

今年のゴールデンウィークは
外出規制もなかったため
出かけても人が多そうと思って
撮り溜めていた番組を観るなど
家で過ごすことが多くなりました。

観た番組の中で、『不便益』という考え方を
特集していた番組があって
自分も利用できないかなと
考えてみる機会になりました。

この不便益というのは、
あえて不便な状態を作って、
その不便があることで
プラス(利益)を感じさせる
設計をすること指していて

サービスや製品を開発するときに
使われているそうなんです。

例えば、
目的地が到着するまで分からないパック旅行。

目的地が分からなければ
どんな服や物を事前に用意していけばいいか
分からなくて不便だし
行き先が、スマホなど使えない環境なら
とても不便な思いをします。

しかし、あえてそんなツアーを企画したのは
分からないからこそ味わえる
ワクワク感やドキドキ感を
感じさせることができるので
一見、そんな不便なツアー
誰も参加しないだろうと思われるけど
スリル好きなお客さまから
たくさんの利用があったそうです。

つい、サービスを提供する側になると
できる限り便利なことを
考えがちだと思うのですが
あえて不便だなと感じることを
作っておくことで
喜ばれることもあるのだなと
新しい気づきでした。

不便益の特集を見た後
私の身の回りで
不便益を作れることがないか
探して見つけたのが
受講生さんからの質問への答え方です。

普通、受講生さんから質問を受けて
すぐに答えを提供する方が
受講生さんにとってはプラスになると思います。

しかし、質問する→答えをもらう
これは当たり前であり
答えをもらった受講生さんも
当たり前のサービスを受けた気持ちになると思います。

そこで、すぐに答えを言うのではなく
答えを思い出すためのヒントを伝えると
受講生さんにとっては
すぐに教えてもらえず
不便を感じさせるかもしれませんが
その代わり、自分で分かったという
満足感を得ることができるのではないかと思いました。

これまでは、質問されれば
すぐ説明して
答えを言ってしまうのがほとんどで
その方が時間もあまりかからず
正解を早く知ることができて
良いと思っていました。

でも、この方法では
自分の力でできた達成感を感じづらく
すぐに答えがわかることで
記憶の定着も弱くなって
同じ質問を何度かされることもあり
すぐに答えを言うのは
便利なようで不便である気がしてたんです。

不便益を、伝え方に応用して
受講生さんにより満足してもらえるような
そんな指導ができたらと思います。

これまでの癖で質問があったら
ついつい説明しそうですが
頑張って不便益を実践したいと思います。